「編み物をはじめてみたいけれど、何から揃えればいいのか分からない」「せっかくならお金をかけずに気軽にはじめたい」と感じている方は多いのではないでしょうか。
かくいう私も、100均の編み物グッズから揃えて編み物ライフを送る一人です。
編み物は100均アイテムだけでも十分にスタートできる趣味です。かぎ針や毛糸、とじ針といった基本の道具はダイソーやセリア、キャンドゥなどで手軽に揃えられます。
この記事では、編み物初心者の方に向けて、100均で揃えるべき道具の一覧から、ダイソー・セリア・キャンドゥそれぞれの特徴、選び方のコツ、はじめに挑戦したいおすすめ作品など、まとめてご紹介します。
「まずは気軽に試してみたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
編み物初心者が100均を選ぶメリット
編み物を始めたばかりのころは、100均の毛糸や道具を活用するのがおすすめです!
編み物初心者が100均アイテムを選ぶメリットを解説します。
低コストで気軽に始められる
編み物は専門店で道具を揃えようとすると、かぎ針や毛糸だけで数千円かかることも珍しくありません。
一方で100均なら、かぎ針・毛糸・とじ針・ハサミなどの基本アイテムを110円で販売していることがほとんどです。まったく道具を持っていない場合でも、500円〜1,000円程度で一式揃えられます。
「続けられるか分からないから、まずは試してみたい」という初心者にとって、低コストで始められるのは大きな魅力です。
私も100均で毛糸や道具を揃えるところから始めました。有名メーカーのかぎ針や毛糸と比べ、編み心地は若干詰まるように感じますが、個人的には100均の道具でも問題なく使えると思います。
編み物を始めてから1年半以上経過していますが、壊れることもなく、長期的に使用できているので慎重派さんは100均の利用を検討してみてください。
種類が豊富で選ぶ楽しさがある
2024年頃からはじまった編み物ブームによって、100均の手芸コーナーは充実するようになりました。
毛糸の色や素材、デザイン、かぎ針・棒針・輪針の号数など、毛糸も道具も選択肢が非常に豊富です。
私は最寄りの100均がセリアなので、よく見に行きますが、王道の毛糸から、キラキラの毛糸、綿のようにふわふわした毛糸など、種類が豊富でどれを購入しようか悩んでしまうほど選択肢が多いです!見に行くだけでも楽しいです。
店舗によって取り扱いアイテムに違いがあるため、いくつかの店舗を回ってお気に入りを見つける、という楽しみ方もできますよ。
編み物初心者が100均を選ぶデメリット
100均アイテムで編み物を始めるには、メリットもありますが、デメリットもあります。
初心者の方こそ、デメリットも理解した上でアイテムの購入を検討しましょう。
毛糸の質や色数に限りがある
ユザワヤやオカダヤのような手芸専門店の毛糸と比べると、100均の毛糸は素材のバリエーションや発色の種類が限られる傾向があります。欲しい毛糸が100均では手に入らないというケースも少なくありません。
特にウールやモヘアなど、質感にこだわった作品を作りたい場合は、物足りなさを感じることもあるでしょう。
最初から使いたい毛糸にこだわりがある場合は、手芸専門店で購入する方がよい場合もあるため、目的や用途に合わせて購入先を変更するのがおすすめです。
大きな作品には不向きな場合がある
100均の毛糸は、1玉あたりの分量が少なめに作られていることが多いです。
そのため、セーターやカーディガンといった大きな作品を編もうとすると、同じ毛糸を大量に買い足す必要が出てきます。
なるべくコストを下げる目的で100均の毛糸を選択している場合、かえって手芸店の毛糸よりも費用が高くつくことも考えられます。
また、入荷状況や時期によっては、同じ毛糸を必要数購入できなくなることも考えられるでしょう。
小物作りには十分ですが、大作を狙う場合はコストや色ムラの面で専門店の毛糸のほうが向いていることもあるため、先にどの程度毛糸が必要になるのか考えてから購入する必要があります。
編み物初心者が100均で揃えるべき必要な道具一覧
編み物をはじめるにあたって、最低限揃えておきたい道具は次のアイテムです。いずれも100均で購入できます。
- かぎ針・棒針・輪針のいずれか
- 毛糸
- とじ針
- ハサミ
- 目印リング(段数マーカー)
上記のアイテムを揃えれば、編み物はスタートできます。作るアイテムに合わせて買い足していく必要はありますが、「とにかく何か編んでみたい」という段階であれば充分でしょう。
まずはこの基本セットを揃えることから始めてみてください。
編み物初心者向け|100均ごとの特徴
同じ100均でも、店舗によって手芸コーナーの品揃えには特徴があります。目的に応じて使い分けると、より満足度の高い買い物ができるでしょう。
ダイソー・セリア・キャンドゥそれぞれの特徴を解説します。
ダイソー
ダイソーは手芸コーナーの規模が大きく、かぎ針・棒針・とじ針・段数マーカーなど、道具系のアイテムが幅広く揃っているのが特徴です。
毛糸も110円ではありませんが、約600mもある大玉も販売しており、大きな作品を編んでみたい方にとってもぴったりです。
ふわふわのブランケットを編める太い毛糸も揃っているため、手芸店が近くにない方でも手軽に毛糸を購入できます。
針の号数のバリエーションも豊富なので、「まずは道具を一通り見てみたい」という方に向いています。
セリア
セリアは毛糸のカラーバリエーションやデザイン性に定評があります。おしゃれな配色の毛糸やグラデーションタイプの糸も見つけやすく、「見た目にこだわりたい」という方におすすめです。
シーズンごとに毛糸がガラッと入れ替わるのも、年中編み物を楽しむ方にとっては嬉しいポイント♩
夏にはペーパーヤーンで麦わら帽子や夏っぽいバッグを編めます。また、冬にはもふもふの毛糸でマフラーやニット帽を編むことも可能です!
とにかくおしゃれな毛糸が多いので、センスに自信がない場合でも、安心してかわいいアイテムを作れます!
キャンドゥ
キャンドゥはダイソーやセリアでは、見つけられないような限定カラーに出会えるのが特徴。推し活にぴったりのはっきりとした原色毛糸に出会えます!
また、私の体感ですが、ダイソーやセリアよりも編み物に関しては穴場な印象。人気の毛糸でも、在庫が残っているケースが多いような気がします。
推し活にぴったりのアイテムを編んで、ライブに持参したい方にとってぴったりです。
編み物初心者が知っておきたい始め方の基本ステップ
100均で編み物道具が揃ったら、いよいよ実際に編んでみましょう!
ここでは、かぎ針編みの場合における基本の工程を順番に紹介します。
作り目の作り方
かぎ針編みの作り目として、まず覚えておきたいのが「くさり編み」です。くさり編みは、コースターやマフラーなど、平らに編み進める作品でよく使われます。
- 糸を引っかける:かぎ針に毛糸をかけ、糸を引っかけた状態を作る
- 糸を引き抜く:かけた糸をかぎ針の先で引き抜く。これでくさり編みが1目完成
- 繰り返す:同じ動作を繰り返し、必要な目数分くさり編みを編む。※目数は作品の横幅によって異なるため、編み図や作り方の指示を確認
- 最後の目を確認する:必要な目数を編み終えたら、次の段に進む準備。ここから細編みを編み入れることで、作品の1段目が仕上がる
くさり編みは、かぎ針編みの中でも最初に覚える基本の編み方です。糸を引っかけて引き抜く、という動作をリズムよく繰り返すことがポイントで、慣れてくると一定のテンポで編み進められるようになります。
最初のうちは目の大きさがバラバラになりやすいですが、力を入れすぎず、毛糸を軽く引く程度の力加減を意識すると、目が均一に揃いやすいです。
細編みの編み方
くさり編みで作り目ができたら、いよいよ細編みで作品を編み進めていきます。
細編みは、かぎ針編みの中でも最も基本となる編み方で、コースターやアクリルたわしといったシンプルな小物の多くはこの細編みだけで作ることが可能です。
- かぎ針を入れる:作り目の端から2目目のくさり目に、かぎ針を入れる(1目目は「立ち上がりの目」として数えるため、実際に編み入れるのは2目目から)
- 糸を引き出す:糸をかけて引き出す。この時点でかぎ針には2本の糸がかかった状態
- 引き抜く:もう一度糸をかけ、かかっている2本の糸を一度に引き抜けば、細編みが1目完成
- 繰り返す:同じ動作を、くさり編みの端まで繰り返します
1段編み終えたら、編み地を裏返し、次の段の「立ち上がりの目」としてくさり編みを1目編んでから、再び細編みを編み進めます。
この「1段編んだら裏返す」という工程を繰り返すことで、四角い編み地が少しずつ大きくなっていきます。
最初は目を落としてしまったり、端の目を編み忘れたりすることもありますが、1段ごとに目数を数える習慣をつけると、失敗に早く気づけるようになります。焦らず、1段ずつ丁寧に編み進めていきましょう。
編み図の読み方
編み方が分かってきたら、次に押さえておきたいのが編み図の読み方です。
編み図は、くさり編みや細編みといった編み方を記号で表した設計図のようなものです。
最初は記号の多さに戸惑うかもしれませんが、よく使う記号を覚えてしまえば少しずつ読み解けるようになります。
初心者がまず覚えておきたい基本の記号は、次の3つです。

編み図は基本的に、各段の目数や増し目のタイミングも記載されているため、慣れないうちは1段ごとに指で記号を追いながら、実際に編んでいる位置を見失わないように気を付けましょう。
100均でも編み図付きの入門書が販売されているので、手元に1冊置いておくと、分からない記号が出てきたときにすぐ確認できて安心です。
はじめは時間がかかっても、慣れてくると編み図を見ただけで作品の完成イメージが湧くようになります。焦らず少しずつ、記号と実際の編み目を照らし合わせながら練習していきましょう。
編み物初心者が知っておきたい100均かぎ針の選び方3つ
100均にはさまざまな種類のかぎ針が並んでいるため、「どれを選べばいいのか分からない」という初心者の方も多いはずです。
ここでは、かぎ針を選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントを解説します。
かぎ針の号数
かぎ針には号数があり、数字が大きくなるほど針が太くなります。初心者がまず扱いやすいのは、合太〜並太の毛糸に対応する6/0号〜8/0号あたりです。
号数選びに迷ったら、まず作りたい作品の毛糸を決め、そのラベルに記載された「使用針」を目安に選ぶと失敗が少なくなります。
| 号数 | 直径の目安 | 向いている毛糸 |
| 2/0号 | 約2.0mm | 極細、合細、中細 |
| 3/0号 | 約2.3mm | 合細、中細、合太 |
| 4/0号 | 約2.5mm | 中細、合太 |
| 5/0号 | 約3.0mm | 合太 |
| 6/0号 | 約3.5mm | 合太、並太 |
| 7/0号 | 約4.0mm | 並太 |
| 8/0号 | 約5.0mm | 並太 |
| 10/0号 | 約6.0mm | 並太、極太 |
※号数とmmの対応関係はメーカーによって多少の誤差があるため、目安としてご参照ください。
毛糸のパッケージには「並太」「極太」といった太さの表記とあわせて、対応する号数が記載されていることがほとんどです。
号数と太さが合っていないと、細すぎて編みにくかったり、太すぎて編み目がゆるくなったりするため注意が必要です。
同じ「並太」という表記でも、メーカーによって実際の太さに多少の差があるため、可能であれば店頭で実物の毛糸とかぎ針を合わせて確認しておくとよいでしょう。
まずは6/0号か7/0号のかぎ針と、それに対応する並太の毛糸をセットで1つ購入し、編みながら太さの感覚をつかんでいくのがおすすめです。
握りやすさ・使いやすさ
かぎ針には、持ち手にグリップが付いたタイプと、シンプルな棒状タイプがあります。

編み物は同じ動作を繰り返すため、長時間編んでいると手が疲れやすく、特に初心者は力の入れ方が定まらず負担を感じやすい傾向があります。滑りにくいグリップ付きタイプは手への負担を軽減しやすく、人気があります。
ただし持ちやすさの感覚は人それぞれ異なるため、可能であれば購入前に実際に手に取り、握り心地を確かめておくと購入後の失敗が少ないです。
100均は価格が手頃な分、グリップ付き・棒状タイプの両方を試しに購入し、編み比べてみるのもおすすめです。
編み物初心者が100均アイテムで作れるおすすめ作品
道具の選び方や基本の編み方が分かったら、いよいよ実際に手を動かして作品作りに挑戦してみましょう。
最初から複雑な作品を選んでしまうと、途中で挫折してしまうこともあるため、まずは短時間で完成しやすいシンプルな作品からスタートするのがおすすめです。
ここでは、100均アイテムだけで作れる、初心者に人気の作品を紹介します。
コースター
丸型や角型のコースターは、細編みだけでも作れるシンプルな作品で、編み物の第一歩として特に人気があります。
編み方の種類が少ないため、これまで練習してきた作り目と細編みの基本さえ押さえていれば、初心者でも迷わず完成させやすいのが魅力です!
100均の毛糸は色のバリエーションが豊富なので、色違いで数枚作れば、そのまま食卓で使える実用的なコースターセットにもなります。
慣れてきたら模様編みを取り入れて、オリジナルデザインに挑戦してみるのもおすすめです。
アクリルたわし
アクリル毛糸を使ったたわしは、繊維の凹凸が汚れをしっかりかき出してくれるため、洗剤を使わなくても油汚れなどが落ちやすいと、実用性の面でも人気があります。
編み方はコースターとほぼ同じで、細編みを繰り返すだけで完成するため、初心者が最初に挑戦する作品としてもよく選ばれています。
使い込むうちに毛羽立ってきたら、気軽に編み替えられるのも手作りならではの魅力です!キッチンに置いても可愛い、カラフルな毛糸で作るのもおすすめです。
シュシュ
毛糸のシュシュは、細編みや長編みを繰り返しながら輪の形に仕上げていく、比較的シンプルな作品です。
コースターやアクリルたわしと違って身につけるアイテムのため、完成したときの達成感が大きいのも魅力です。
毛糸の色や太さを変えるだけで印象が大きく変わるので、何個か作って気分に合わせて使い分けるのも楽しみ方のひとつ。
手のひらサイズで編み上がるうえ、使える場面も多いため、ちょっとしたプレゼントとしても喜ばれやすいです。
私も自分用に余った毛糸で編んでみたことがあります♩(写真はInstagram用に加工しているものです…笑)

何個あっても困らないので、練習がてら編んでみるのもいいですね!
編み物初心者が100均で失敗しないための注意点
100均アイテムは手軽に揃えられる一方で、選び方や進め方を間違えると「思ったより編みにくい」「途中で挫折してしまった」といった失敗につながることもあります。
編み物を楽しく続けていくためにも、道具選びや作品選びの段階で押さえておきたい注意点を事前に知っておくと安心です。
ここでは、100均アイテムで編み物を始める初心者の方に向けて、特に気をつけておきたいポイントをまとめました。
号数や握りやすさも意識して選ぶ
100均は価格が手頃なため、目についたものを何となく購入しても大きな失敗にはなりにくいですが、道具選びに少しだけこだわると、編み物をより快適に楽しめます。
特にかぎ針は編み物の度に触れる道具のため、号数や持ち手の形状を意識して選ぶのがおすすめです。
同じ100均でも、店舗や商品によってグリップの太さや持ち手の形状は異なるため、実際に手に取って握り心地を比べてみると、自分に合った1本が見つかりやすくなります。
100均だからこそ、いくつか試しに購入して比較できるのも大きなメリットです。
最初は小さい作品から挑戦する
編み物をはじめたての頃は、マフラーやセーターといった大きな作品を編むことを夢見て、早い段階から挑戦したくなるもの。
しかし、大きな作品は完成までに時間がかかりすぎてモチベーションが続かず、途中で挫折してしまう可能性が高いです。
せっかく揃えた道具を無駄にしないためにも、編み物を始めたばかりの方はコースターやアクリルたわしなど、数十分〜数時間程度で完成する小さな作品から始めるのがおすすめです。
短いスパンで「完成させる」という経験を積み重ねることで、編み方のコツも自然と身についていき、次第に大きな作品にも挑戦しやすくなります。
何を編んだらいいのか悩んでいる編み物初心者の方に向けて、編むのがおすすめのアイテムを紹介しているので、参考にしてみてください。
慣れてきたら専門店の道具も検討する
100均アイテムは、編み物を始めるきっかけとして気軽さの面で最適です。
しかし、編み進めていくうちに「もっと質の良い毛糸で編みたい!」「作りたい作品に合った専用の道具が欲しい!」と感じる場面も出てくるでしょう。
そうしたタイミングで、少しずつ手芸専門店の道具を取り入れていくのもひとつの方法です。専門店では毛糸の素材や色数の選択肢が広がるほか、作品の仕上がりにもこだわりやすくなります。
100均で基礎を身につけたうえでステップアップすれば、道具選びで迷うことも少なくなるでしょう。
まとめ|編み物初心者は100均から気軽にスタートしよう
編み物初心者でも、100均アイテムだけで気軽にスタートできます。
ダイソー・セリア・キャンドゥでは、かぎ針や毛糸、とじ針といった道具が手頃な価格で揃い、コースターやアクリルたわしなど小さな作品から始めれば、初心者でも無理なく編み物を楽しめます。
まずは近くの100均をのぞいて、自分に合った道具や毛糸を探すところから始めてみましょう。

