編み物を始めてみたいけれど、「結局、何を作ったらいいのか分からない」「自分には何が作れるのか分からない」と手が止まっていませんか。SNSや編み物サイトを検索すると、素敵な作品がたくさん出てきて選択肢が多すぎるあまり、かえって迷ってしまう人は少なくありません。
私も編み物を始めたときは、自分には何を作るのか決めるまでに、かなりの時間がかかりました。
この記事では、何が編めるのか悩んでいる初心者の方が、挫折しにくいアイテムを10個に厳選して紹介します。私の体験も含めて、編み物初心者から慣れてきた方が何を作れるのか、アイテムの選び方を解説していきます。
編み物で何が作れる?悩んだときの選び方
編み物は選び方次第では、編んでいる途中で難しさから挫折してしまう可能性もあります。
編み物で挫折してしまう理由と、何を作るか悩んだときの選び方をご紹介します。
アイテム選びを間違えると挫折しやすい理由
編み物を始めたばかりの多くの人が最初につまずく理由は、編み方が分からないことよりも、最初に選んだアイテムが自分のレベルに合っていなかったことです。
たとえば、最初からセーターやカーディガンのような大物に挑戦してしまうと、編み図の複雑さや作業時間の長さに心が折れてしまうことも少なくありません。
逆に、小さくてシンプルなアイテムから始めれば、「完成した」という達成感を短時間で得られ、次のステップに進みたくなります。
編み物は、最初の1〜2作品で「自分に合うかどうか」を判断されがちな趣味です。だからこそ、最初に何を選ぶかは想像以上に重要なポイントになります。
編み物で作るものの選び方3つ
「かわいい!」と思っても、実際に編むとなると難易度によっては、途中で挫折してしまいがちです。しかしせっかく趣味で編み物をはじめるなら、できるだけ長く楽しみたいですよね。
心が折れずに編み物を楽しみたい方に向けて、どのような基準で編む物を選べばよいのか解説します。
1. 完成までの時間が短い
初心者のうちは、1時間〜数日で完成するものを優先するのがおすすめです。
編み物を始めたばかりの頃は、編むことに慣れていないため時間がかかってしまいます。
長期間かかる作品は、途中で毛糸を触らない期間ができてしまい、そのまま放置につながりやすいです。
適度に達成感を感じながら編み物を楽しみ続けられるよう、短時間で完成させられる編み物を選んでみてください。
2. 毛糸代・材料費を最小限に抑えられる
まずは100均をはじめとする比較的安価な毛糸や、道具を最小限購入すれば始められるアイテムから作るのがおすすめです。
高価な毛糸をまとめ買いしてから挫折してしまうと、金銭的にも精神的にもダメージが大きくなります。
また編み物を始めたての頃は、何度も編んではほどいてしまい、毛糸にダメージを与えてしまいがちです。
編み物にはまれば、自然と毛糸や道具は集まってくるため、少ない材料で作れるアイテムを選びましょう。
はじめは慎重に取り組みたい方にとっては、100均でも道具が揃う編み物は、始めやすい趣味のひとつといえます。
3. 見た目と難易度のバランス
見た目と、実際の難易度のバランスが自分の技術力に合っているアイテムを作るのがおすすめです。
「かわいいから」という理由だけでアイテムを選ぶと、実際の難易度とのギャップに苦しむことがあります。
実際に私も、模様編みのショートマフラーを編んだ際、技術や経験が伴っておらず、完成までにかなりの時間を要してしまいました。加えて、編み目がきつくなったことにより、硬くて短い、首元が苦しく感じるマフラーに仕上がってしまいました…笑
それがこちらのマフラーです。笑

見た目はとてもかわいいので、結果としては満足ですが、首元がきついのを我慢しなければいけないのが辛いところ…。
見た目の好みと、今の自分のスキルで無理なく作れるかどうかは、切り分けて考えることをおすすめします。
【体験談】筆者が編み物を始めたての頃に簡単に作れたアイテム
実際に編み物を始めたころの私が、簡単に作れたアイテムをご紹介します。
編み物初心者でも、比較的短期間で手軽に編めるアイテムを集めてみたので、これから編み物を始める方は、参考にしてみてください。
シュシュ|短時間で作成できる
私が編み物を始めたばかりの頃に負担が少なく編めたのは、かぎ針編みのシュシュです。
当時は「もう少し複雑なものを編みたい」という気持ちもありましたが、まずは道具の使い方に慣れることを優先し、あえて小さいアイテムを選びました。
細編みやくさり編みでの作品ばかり作っていた私にとって、長編みの基本動作を何度も練習する良い機会となりました。
シュシュといってもデザインはさまざまですが、私がまず参考にしたのは、編み物中毒者さんのこちらの動画です。
フリルがかわいいシュシュを作りたい方にはおすすめの動画です。
1~2時間程度で完成し、飽きずに完成まで進められたという実感が、その後のモチベーションにつながりました!
ビーニー|完成後に満足感を感じられる
ビーニーは、シンプルな編み方で、編み図が読めない方でもザクザクと編み進められるうえ、それなりに大きい作品で満足感も感じられるアイテムです。
編み物を始めた当初、編み図の記号を見てもまったく理解できませんでした。編み図だけを頼りに進めようとして、ちんぷんかんぷんで手が止まってしまうこともしばしば…。
記号の意味を文字で読むより、手の動きを見ながら真似すると編めるビーニーは、初心者にとって編みやすかったです。
動画内で使用している毛糸も100均のセリアで販売されており、同じものを使って同じように編めるのが初心者にとって嬉しいポイントです!
この毛糸でも同じように編めるのか…?という疑問や不安を抱かずに済みます。
編み物初心者が作れるアイテム3選

編み物初心者の方が作れるアイテムを3つご紹介します。初めての挑戦でも、失敗するリスクが低いアイテムばかりなので、興味のあるアイテムを選んでみてください。
コースター
コースターは、かぎ針編みの基本である細編みだけでも完成する上、短時間で完成させられる編み物入門の定番アイテムです。四角や円形にひたすら細編みを重ねていくだけなので、編み方を覚えたばかりでも迷わず進められます。
必要な毛糸の量もごくわずかで、余った毛糸の端切れでも作れるのが嬉しいポイントです。
つまずきやすいのは、編み目の大きさが一定にならず形が歪んでしまう点…。しかし、編み目の大きさが歪んでしまうのは、経験が大切です。何枚か作るうちに、自然と目の大きさが揃うようになりますよ!
アクリルたわし
アクリルたわしも、細編みを繰り返すだけで完成する、実用性の高いアイテムです。コースターと同じく基本の編み方だけで作れますが、円形やモチーフ状に編むため、立体的な編み方の練習にもなります。
アクリル毛糸を使って編めば、洗剤なしでも汚れを落とせる台所用スポンジ代わりとして実際に使えます。飾るだけではなく、日常で自分で作ったアイテムを活用できる達成感を味わえるのが魅力です!
家の中で使うアイテムなので、好きな形を自由に作れるのもアクリルたわしがおすすめの理由といえます。
ブックマーク・しおり
ブックマーク・しおりは、細長いひも状に編み進めるだけで完成します。鎖編みで作り目をしたあと、細編みをまっすぐ繰り返すだけなので、増し目や減らし目といった技術はなくても問題ありません。
細めのコットン毛糸で編むと、本に挟んだときもごわつきを感じにくく、使いやすいでしょう。
つまずくポイントがほとんどありませんが、編み目の詰まり具合が均一にならず、ひもの幅が途中で微妙に変わってしまう点に注意が必要です。
仕上げに毛糸のポンポンやタッセルを先端につけると、手軽に個性を出せます!本と一緒に持ち歩くのが楽しくなりますね。
編み物で作れる定番ファッションアイテム4選
編み物に慣れてくると、身に付けられるアイテムを作りたくなるのは自然な流れです。編み物で作れる定番ファッションアイテムを4つご紹介します。
マフラー
小物系に慣れてきたら挑戦したいのが、編み物の定番であるマフラーです。
模様編みのマフラーは、初心者にとってはやや難易度が高いですが、長編みまたは、棒針を使った表編みを同じ幅でひたすら繰り返すだけというシンプルな構造であれば、手軽に始められます。完成すると身につけられるため、満足感も高いです。
幅や長さを自由に調整できるので、「今日は5段だけ編む」というように、少しずつ進めやすいのも魅力。
ただし、根気強く同じ作業を続ける必要があるため、途中で飽きてしまわないよう、好きな配色の毛糸を選ぶのがおすすめです。
ネックウォーマー
ネックウォーマーは、マフラーよりも編む量が少なく、輪にして仕上げるタイプが多いアイテムです。
マフラーに挑戦してみたいけれど、時間や毛糸の量に不安がある方は、まずネックウォーマーから試してみるとハードルが下がります!
首回りのサイズに合わせて編むため、輪編みの感覚を掴む練習にもなるでしょう。
ニット帽
ニット帽は、棒針を使って輪の状態で編み進める輪編みの基本を学べるアイテムです。
平面を編むマフラーとは異なり、立体的に編んでいく感覚が必要になるため、少し難易度は上がりますが、その分完成したときの達成感も大きくなります!
つまずきやすいのは、頭のサイズに合わせて目を減らしていく減らし目の工程です。最初は編み図をよく確認しながら、ゆっくり進めてください。
指なし手袋
指なし手袋は、ニット帽で身につけた輪編みの技術を応用して作れるアイテムです。
手首から手のひらまでをまっすぐ筒状に編んでいくため、形状自体はシンプルです。しかし、親指を出す部分の穴あけだけ、少し配慮をしながら編む必要があります。
親指部分さえクリアすれば、あとは単調な編み方の繰り返しなので、テレビを見ながら気軽に進められます♩
編み物で作れる小物アイテム3選
編み物に慣れてきたら挑戦したい、小物アイテムを3つをご紹介します。編み物レベルはグッと上がりますが、これから紹介するアイテムが編めるようになると、より編み物を楽しめるようになりますよ!
ミニポーチ
実用的な小物であるミニポーチに挑戦してみましょう。基本的な編み方は模様にこだわらなければ、シンプルなため、比較的簡単です。
しかし、ポーチは新たにファスナーを縫い付けるという工程が加わるため、難易度がアップします。
編み物というよりも手芸寄りの作業ですが、編み物に縫い付ける技術を身につけると、作れるアイテムの幅が一気に広がります。
最初は小さめのサイズで練習し、慣れてきたら大きめのポーチに挑戦するのがおすすめです。
巾着バッグ
巾着バッグは、円形または長方形の編み地を組み合わせ、口の部分に紐を通して作るアイテムです。
紐を通す方がファスナーよりも難易度が低いため、ミニポーチよりも先に挑戦してもよいでしょう。
実際に私も輪針で編みましたが、ハンドメイドの温かみもありながら、市販品でもおかしくない仕上がりに大満足でした!グラデーションの100均毛糸で編んでます。

ただ、初めての輪針だったので、間違えてしまうことも多く編みなおしは何度もしています。途中諦めながらだったので、完成まで1ヵ月ほどかかりました…笑
でも、編み方自体はシンプルです!笑
編み方次第では、初めから袋状にすることも、一枚の長方形を編んであとから両サイドを塗って袋状にすることも可能です。
かぎ針や、棒針、輪針など、使用する針にこだわらず編めます!自分に合った針と編み方で進めるのがおすすめです。
毛糸の色を変えて編み込み模様を取り入れると、既製品にはないオリジナリティのある仕上がりになります。
あみぐるみ
あみぐるみは、細編みで作った複数のパーツ(本体・耳・手足など)を組み合わせて作るアイテムです。
パーツごとに分けて作業するため、一気に仕上げる必要がありません。忙しい方でも隙間時間を使って少しずつ進められるのがメリットです。
プレゼントとしても喜ばれやすいアイテムなので、編み物の楽しさを誰かと分かち合いたいときにもおすすめです。動物やキャラクター、推しのあみぐるみをつくってみてもいいですね。
ほかに編み物で作れるもの
ここまで紹介した10アイテム以外にも、編み物で作れるものはたくさんあります。編み物に慣れてきて、余裕が出てきたらぜひ挑戦してみてください。
インテリア系
編み物に慣れてくると、家の中も自分で編んだもので満たしたくなるもの。特に冬は、ほっこりした雰囲気の室内を演出できるため、インテリアとして編んで飾るのもおすすめです。
具体的には、以下のようなアイテムがあります。
- ブランケット
- ひざ掛け
- 鍋敷き
- ランチョンマット
- 玄関マット
- クッションカバー
- ソファーカバー など
小物と比べて大きな面を編むため時間はかかりますが、部屋の雰囲気をがらりと変えてくれます。
小物系
ポーチ以外にも、日常的によく使う小物を編むのもおすすめです。何気ない日々に、ときめきをスパイスとして加えられます。
以下のようなアイテムから、よく使う場面に合わせた編み物を選んでみてください。
- ポットマット
- マグカップカバー
- ボトルホルダー
- スマホショルダー
- ブックカバー
- スマホケース
- キーホルダー
- ヘアバンド・ターバン など
手のひらサイズの編み物は、比較的短時間で編めるケースも多いため隙間時間で楽しめますよ。
シーズン系のアイテム
季節を楽しめる雑貨やファッションアイテムを編むのもおすすめ。その時期にしか出回らない毛糸を選んで、お気に入りのアイテムを編んでみてください。
- クリスマスオーナメント
- 手袋
- アドベントカレンダー
- リース
- 麦わら帽子
- ビスチェ
- ブローチ など
イベントに合わせて作ると、編み物のモチベーション維持にもつながりますよ。
編み物を作るハードルを下げて始める方法

完成までの時間や材料費、難易度などで何を編むか決めようとしても、自分に本当に編めるのか悩んでしまうこともあるでしょう。
編み物に取り組むハードルを下げるための方法を解説します。
動画で完成までの流れを確認する
作りたいアイテムが決まったら、まずは完成までの流れを動画でひと通り確認するのがおすすめです。
編み図だけを見て作り方をイメージするのは、初心者にとって意外とハードルが高いものです。見慣れない記号ばかりで、頭の中は「???」となってしまうでしょう。
また、動画によっては初心者の方向けに、丁寧な解説動画を出してくれている場合もあります。編み図からは読み取りにくい手の動かし方や、細かい編み方が分かりやすいです。
私も実際に、編み物を始めたときは動画を参考にして編みました。
作品の編み方を紹介している動画では、使用する毛糸やかぎ針の選び方、編み始めから編み終わりまで丁寧に解説している場合もあります。
編み図を理解するところから始めなければいかない方は、動画から編み物を始めてみてください。
市販の編み物キットを活用する
「何色の毛糸を、どれくらいの量買えばいいのか分からない」という悩みには、市販の編み物キットが便利です。
必要な毛糸と道具、編み図があらかじめセットになっているため、材料選びで失敗するリスクを減らせます。特に最初の1〜2作品は、キットを使って完成させる感覚を掴むのもひとつの方法です。
編み物系のインフルエンサーが発売しているキットもあり、一から毛糸を選ばなくてもおしゃれなアイテムを作れるのも魅力です!
種類も豊富な編み物キットの中から、自分の作りたい作品を選んで編んでみましょう。
まとめ|編み物は何が作れるかを知れば最初の一歩が踏み出しやすくなる
編み物で何を作ればいいか迷ったときは「かわいいかどうか」よりも「今の自分が完成させられるかどうか」を基準に選ぶことが、挫折を防ぐ一番の近道です。
今回紹介したアイテムは、初心者から編み物に慣れてきた方まで、幅広く編み物を楽しむことが可能です。
まずは1時間で完成する小さな作品から、気負わずに始めてみてください。「自分にもできた」という小さな達成感の積み重ねが、編み物を長く楽しむための一番の秘訣です。
